こんにちは、せんちょう英雄を語るです。
ちょっとまえにバズったマンガネタの記事。
『ドラゴンボール』を読んだことのない僕が、先輩に反論するために全巻読了した結果
どんな記事の内容かというと、「最近の若者が成人してからドラゴンボール読んでみたらつまらなかった」という内容です。(ネタバレごめん!)
なんか既視感があるなーとおもったら、
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ぼくもマンガ三国志で同じ感想を抱きました。
三国志ってアジア圏では非常に人気がありまして、
僕が住んでるジャカルタでも華僑のヲタを中心に流行ってます。
根っからの中華料理好きな僕は、
「中華大好き→餃子くいてぇ→三国志読みてぇ」の三段論法で、
例に漏れなく「三国志読んでみたいなぁ」と思ったわけです。
で、本題行く前にここでポイント!
アラサーになっても三国志童貞だった
漢字苦手なので読まず嫌いしていました。関羽とか劉備くらいは知っていますが。。。
そこで思い切って電子書籍で「三国志」読んだんです。
読了までに費やした期間なんと2年。
全部で60巻あるのですが、1周するのに2yearsかかりましたごめんなさい。
なんで2年もかかったか?
そう、つまらなく感じたからです。
先輩たちや、周りの友人が口々に「三国志面白いよ」って言ってたんですが、
僕にはあまり響かなかった。
今回は、大人になってマンガ三国志を読んだけどココがつまんなかったって箇所を上げていきます。
好きな人には大変申し訳ないけど、イラっとしたらソッコーでブラウザ閉じてください。
しかも1周読んだだけ+三国無双のゲーム1周しただけの生半可な知識量と度胸だけで書いていきます!
劉備がいい人すぎる
おなじみ玄徳さん。
偽善者かってほど臣下をいたわり、民草を愛しますよね。
よくこれでチンピラ集団みたいな義賊を統率できたなと。
「謙虚・愛情・仁義」これだけで天下狙えるところが物語の不思議なところ。
劉備が仕切る蜀陣営には、頭切れっ切れの策士が何人もいました。
謀反や乗っ取りを考えなかったのでしょうか?
キレッキレ策士を義や志で従えることができるほど劉備の人徳は優れていたんでしょうが、
いい奴すぎてリアリティに欠けるというのが正直なところ。
なんでも諸葛亮が解決しちゃう
全中華のドラえもんと言っても過言ではない。孔明。
なんでもできちゃうし、最早チート。
話の後半なんか孔明が登場するシーンになると、
「ハイハイ、孔明ガラガラポンでいっちょ解決でしょ?」って無双状態で、
オチを読んでもあんまり驚かない。
顔色一つ変えずに、飄々と敵を絡め取っていく。
精巧にできたロボット。もとい猫型ロボット。
現代でもたまにいますよね、女性から「困った顔見てみたい」「あなたを困らせたい」って言われるニクい奴。あれですアレ。
こんな性格の孔明だから「泣いて馬謖を切る」は名シーン。
ここからちょっとずつ蜀の歯車も狂っていく重要なポイント。
ちなみに敵キャラの曹操も部下を斬るが(頻繁に斬ってる)、
食料係のモブ斬る時は泣きもせずサクっとやれちゃう仕事の早さ。
超えられない壁 モブ <<<<<<<<<<< メインキャラ
曹操にあっさりと切られたモブキャラもそうですが、
モブがサックサクやられていく。
これはしょうがない事だと思うのですが、
原作である三国志演技が書かれた時代、
あるいは、
マンガ三国志が書かれた時代も少なからず影響していると思います。
メインキャラをなんとか引き立たせるために、モブの設定を出来るだけ雑魚にしておく。
最近はこの流れが逆になってきて、
「ちゃんと特殊能力の説明があったキャラがサクッとゴキブリにやられる設定」も増えています。
昔と現代でキャラのパワーバランスが変化してきたのかも知れません。
三国志の最後のほうでは、モブが張飛のパワハラっぷりに耐え切れず、
ちょっと気合い入れて張飛やっちゃうところもあります。
よっぽど張飛の傍若無人っぷりがひどかったのか、
蜀のメンツもまあしょうがねぇよなと落ち着いているのが草。
南方遠征は蛇足
長い。
孔明が率いる蜀軍が、中国の南方へ遠征するのですが、、
長い。
敵将を生け捕りにして、逃して、また捕まえて。
3回くらいやる。
そんで、心からの忠誠心がどうのこうのって説く。
これやってる間に、味方である蜀の兵士が南方の環境に適応できずに結構やられている。
パワハラ再び。
喜怒哀楽がわかりにくい
僕は一番これが引っかかりました。
横山先生の描写が影響してるのかどうかわかりませんが、
キャラの表情や心情がイマイチ把握できない。ほとんどモブと表情が変わらん時があります。
関羽が魏・曹操側へ恭順する場面があるのですが、あっさりしすぎてやしないかい?と。
馬超もあっさり蜀へ協力するし。
せいぜい呂布の董卓やっちゃうシーンくらいでしょうか。人間らしい葛藤が感じられたのは。
これはわたくしせんちょう自身にも問題があり、
現代の表現が豊かなマンガ読みすぎっていう問題もあるのでしょう。
最近の漫画はほとんどデジタルで書かれており、構図も新しいし、キャラデザインも文句なく綺麗。
僕自身そんなに漫画たくさん読んできたわけではありませんが、
現代の漫画に目が慣れたってのは、「横山三国志つまんネ」というには十分だったのでしょう。
しかしよくよく考えると、重大なポイントに気づくのです。
現代マンガに通じる礎となった横山先生の三国志こそ、偉大な原点であったと。
ベタで恐縮ですが、下げてから綺麗に持ち上がったところでまとめたいと思います。
子供の頃に読んでおきたかった
惜しむらくは、子供の頃にたっぷり時間とって読みたかったな〜と感じています。
まだまだ感受性が強かった頃であれば強烈な印象を残したであろう三国志。
ちなみに、僕は高校時代に司馬遼太郎の「竜馬がゆく」にハマってました。
遅読で頭の回転も遅い僕は、1冊に3〜4週間かかるのですが、全8巻を1週間で読みきりました。
その時はゾーンに入っていて、通学中も飯食ってる時もずーっと集中して周りの景色が入ってこなかったですw
若い頃に面白い本に出会うのは貴重な体験だったんだなぁ(遠い目)
とはいえ、マンガ三国志を読んでから三国志の題材自体はすごく好きになりました。
ゲームや他作者のマンガ、三国志まとめサイトなんか穴があくほど見るようになりましたw
三国志ネタは死ぬまで楽しめると思うので、
中国行った時には現地で出会った人と会話のネタにしてウェイしたいなーなんてワクワクしてます。
最終的にちょっとずれたところへ着地した本記事ですが、
さいごにマンガ三国志は電子書籍でも読めるよってのを紹介しておきます。
eBookJapanだとポイント還元率が結構いいのでオススメっす。
2019/6/14 追記
2019年春からebookjapanが新アプリへ移行しました。
海外クレカでApple ID登録していると、この新アプリを使えません。
※海外のアプリストアでこの新アプリを取り扱ってないため。
引き続き海外クレカで決済はできますが、ネットを繋げてブラウザでしか読めません。
ネットのない環境(飛行機の中)でもアプリで読みたいよって人は、Kindleの方がいいかもしれません。
せんちょうのひとこと