みなさんこんにちは。
目指せマルチリンガルのせんちょうです。
ぼくは新しく外国語を始めようとすると、参考書を買って、読み・書きから初めてしまうことが多いです。
そして実際に喋ってみようとすると、あれ?全然伝わんないw
相手もなに喋っているか高速すぎて意味わからんw
ぼくがよくつまづくのが外国語の発音。
読む・書く場合と違って、リアルタイムで進行しながら言葉を伝達させなくては行けません。
これじゃ、読み書きばかりやっていても上手くならないやと思って試してみた方法があります。
名付けて「リターン・ループ」メソッド
ただの、”オウム返し”なんですけどね。
実際やってみましたが、そんなにバカにできない効果がありました。
自分の発音も綺麗になるし、相手の言っていることが聞き取れる。
意思が伝わるし!話してて楽しい!って思えるようになりました。
聞いた音のオウム返し
やりかた
勉強したい言葉をゆっくりでもいいので、聞き取ってそっくりそのまま真似して発音するという方法です。
なるべく、相手の声のトーンや、音程まで真似するとグッドです!
聞き取るソースはなんでもいいです。
ネイティブの会話を聞き取りたいのであれば、ネイティブの人を真似すればよし。
ちょっと自信ないなって人は、VOAという英語ラジオがあるのでそちらもオススメです。
非英語圏の人向けに作成された英語音声なので比較的聞き取りやすいです。
https://www.voanews.com/
外国人の友達いないよって人はyoutubeもオススメです。
いまや外国語学習の専門チャンネルは数多くあり、字幕機能も付いていることがあるので便利です。
書籍についてるCDとかだと、TOEFL TEST 必須英単語5600がオススメです。
TOEFL用の単語帳ですが、例文が記事の中に組み込まれています。
ちょっと固い文章もありますが、記事の言い回しがかなり実用的です。
ポイント
オウム返しを行うときの重要なポイントが、相手がどんな単語を使っているのか「文字に変換して」思い浮かべないことです。
英語を例に挙げると、
単語で表される音と、実際に発音される音が違っていることが度々あります。
・It is 〜
実際の発音「いりぃ〜ず」(イットイズとは発音しません。)
・What are you doing 〜
実際の発音「わら〜ゆどぅ〜いんぐ」(ワット アー ユー ドゥーイングとは発音しません。)
という風に聞く音と、文字から予想される音が違います。
※これはリエゾンと言って、細かい単語と単語がくっついて、本来の単語とは別の響きを持つようになります。フランス語とかに多い傾向です。
音を聞く→単語を連想する→意味を確認する
という手順でいくと、文字の印象が先行して、なかなか実際に発音される音がおぼえられません。
オウム返しをするときには、なるべく意味を考えずに音だけに集中すると案外すんなり覚えることができます。
体で覚えるということ
ちょっと話が外れますが、
この聞いた音をそっくりそのまま返していくという行為は、語学学習の初期段階においてかなり有効であるそうです。
例えば、体育教師なんかにJump!と言われたら、
「あ、飛べって意味だから、飛ぶのか!」
と頭で理解して反応するのではなく、
飛ぶという行為によって体で反応するように慣らしていくんですね。
あるいは、Green! と言われたら、「緑」と文字で解釈せずに、すぐに緑色のイメージが湧くといったように。
こうすることにより、言われた言葉に対して、体の引き出しで反応していくとスムーズに上達していくと考えています。
カラオケは最高の教材
発音のコツは、意外にも聞く力と関係もあるんです。
僕の日本人の友達で、インドネシア語上達が早い人は総じてカラオケがうまいです。
歌う曲は邦楽・洋楽問わずなんでもこなします。
カラオケってよく考えると、
聞いた音をそっくりそのまま真似して発声する
行為なので、そりゃ言語も上達早いわなってことです。
ぼくもよくカラオケ行きますが、確かに歌ってる時は音程とリズムがずれないように必死になっています。
逆に歌詞の意味なんかあまり考えずに歌っているので、まさにオウム返し状態ですわw
どんな曲でもいいので正確に歌えるようになったら、それを外国語の聞き取りへ応用してみましょう!急がば回れ!
とりあえずモノマネから始めよう!
このように”オウム返し”を実践して、
正しい発音へと矯正していく。
ぼくが自分でオウム返しを試してみて感じたことは、
参考書よりも使用している人が一番の先生ということです。
こう考えると、どんどん外国語の情報へアクセスするようになり、言葉も上達していく。
いい循環に乗ることができます。
発音を向上させたいと考えている人は、ぜひ”オウム返し”試してみてください。
せんちょうのひとこと
「話す相手が可愛かったら尚良し」