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日本製品のブランド戦略について思う事

どうもこんにちは、せんちょうです。先日首都ジャカルタ市内のモールに買い物行ってきましたが、日本製品がたくさん販売されていました。そこで見た光景について物申すって事でこの記事を書いてます。

なんともないメモ帳が3,000円

とあるモールで文房具を探していて、ふと目に入ったのが日本ブランドの看板が出ている文房具屋でした。お、バトエン売ってるかなー何てふざけながら色々物色していました。
そしたら高いのなんのって、特にメモ帳が高くて驚きました。確かに安いのもあるんですが、日本の高校生が使うようななんの事はないただのメモ帳が2,000円~3,000円くらいしてたのにはぼくはマジ引きました。決してお金がなかったわけではないですw。
ぼくも高級なメモ帳がある事は知っています。例えばモレスキンのようなブランディングがうまくいっているメーカーは高めの設定をしていますよね。けど日本の庶民メーカーが3,000円の値段設定ってどうなの?

「日本製品」ブランド力はまだまだ健在

東南アジアではまだまだ日本のブランド力って通用しています。成功した商品も数多くあります。例えばポカリやヤクルトなんかはインドネシアだけでなく、世界中の地域ごとにローカライズしてうまく成功していますよね。
その流れに乗っかれってのも全然理解できます。ぼくの日本人の片割れなので、むしろ日本メーカーがんばれ派です。
そこで、件のメモ帳の話にもどりますが、値段設定まではまだ理解できます。輸入品なので当地までの輸送コストや年々上昇するジャカルタの土地代が原価にかかってくるわけですから。
ぼくが感じた違和感は、”商品パッケージが全て日本語”ってことでした。
現地語で書けや!と思わずにはいられませんでした。現地の高級モールで誰に売っているのか全くわからないんですね。
現地通貨での値段表示もなく(店員に聞いて価格が3,000円と知った)、いろいろ商品アピールが書いてあるんですが、全部日本語。現地語での翻訳もなければ、英語も書いていない。まさか、各商品の特徴を店員さんが完全に把握していて、1個1個カンペキに説明してくれるんでしょうか?

ブランド力に奢っている場合じゃない

現地の消費者を完全に舐めてるなって感じました。よくわからない商品だけど日本語でパッケージングしていたらそのブランド力だけでほっといても売れるんでしょうか?消費者へなんの説明もなく、高級モールに高価格で置いていたらお金持ちが勝手に購入していくのでしょうか?
ここで、仲良しお隣の韓国勢の戦略を見てみましょう。
東南アジアでは、韓国コスメが大人気です。日本でも最近安いしすごい流行っていますよね。当地ではK-POPの流行に乗って破竹の勢いです。(ぼくがTWICEのミナが可愛いと思っていることとは全く関係ありません。)
K-POPの曲が、AKBのヘビーローテションを超えるくらいモール内でヘビロテされて現地インドネシア人は韓国コスメを買っていきます。そこで、パッケージングなんかよく見てみるとちゃんとローカライズされています。そして何と言ってもyoutubeやInstagramでの宣伝アンド宣伝。店舗でも買えるらしいのですが、ネット購入もできかなり対応が丁寧とのことです(購入者♀にインタビュー済み)。
日本から進出してくるブランドも、もう馬鹿の一つ覚えで「日本クオリティ」ばっかり宣伝しています。いまやこのSNS時代では、品質なんかYoutubeなどでレビュー見れば一発で分かります。以前は買い手の情報が足りず、売り手が強い時代でしたが、いまは全くの平等です。(だからこそ企業がこぞって、広告戦略に出るのですが、そこは情報リテラシーの問題もあるのでここでは議論しません)。
更に、嘘みたいな本当の話ですが、「日本人」ってだけで、インドネシアでモテると勘違いする男性の多いこと多いこと。僕もそうなのでかなり苦労します。(せんちょ本人はブス・デブです。ナイショね!)
全宇宙のメンズに必要なのは国籍や肌の色や貯金残高ではなく「男気」・「色気」・「清潔さ」です。
何が言いたいのかというと、ブランド力に奢っている場合ですかと。日本の企業が軒並み国際競争力がないと嘆く中、品質ポルノでゴリゴリと営業するのではなく、ユーザーへの分かりやすい提案が必要なのではないでしょうか。
こんなに言ってるぼくですが、このブログを読んでくれている方の気持ちから沿っているのかと、ビクビクしながら書いています。何事も相手ありきのことなので精進しなければと感じています。

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