ジャワ島からこんにちは、せんちょうです。
戦場のメリークリスマスって映画ありますけど、あれジャワ島らしいですよ。
つまりインドネシア。
世間はすっかりクリスマスだけど、企業戦士は師走に読書してました。
会社員やっていると、”年収”が大きな関心ごとですが、従業員の手に渡る前に税金でごっそり持っていかれます。
社会保険に加入していればその分もがっつり控除(引かれること)されます。
もちろんその分手取りが少なくなりますね。
そうすると、業績あげて年収上げよう!と考えるようになるのではないでしょうか?
しかし税金に関して知っているればいろいろと有利なことがあるようです。
この「貧乏はお金持ち」に書かれていることは、
・自分を法人化すれば、合法的に支払う税金を少なくすることができる
と書かれています。税金に関する基礎中のキソらしいです。
具体的なハウツーは本に書かれているので割愛しますが、僕は持っていかれる税金について詳しくなろうと思い立ったのです。
ワタクシせんちょうも、かつては年収を上げるにはどうすればいいか?ばかりを考えていました。
けれど”税金として引かれるものが何割で、なんの用途なのか”あまり理解してませんでした。そしてそのまま現在インドネシアで働いています。
そこで今回は、
・日本で会社員する場合
・インドネシアで会社員する場合
では控除される税金に違いはあるのだろうか?と考えて調べてみました。
結果からみると持っていかれる税金は「両者ほとんど同じ」という形になりました。
この記事読むと、最終的に「法人作っちゃおうかな?」って考えに至ると思いますw
チェケラ!
<日本>年収420万円から20%持っていかれる。
日本で会社員で働いた場合、平均的な独身(男性/女性)年収が420万です。
ざっくり調べるとここから約20%引かれて、手取り約330万円となります。
この20%控除される内訳ですが、
税金
・所得税–約77,000円
・住民税–約43,000円
社会保険
・健康保険–約172,000円
・厚生年金–約380,000円
・労働保険–約36,000円
が引かれる形になります。
ソースはこちら https://smartwith.jp/money/8376
税金も社会保険も、年収が上がるにつれて課税率が上がっていきます。
年収と合わせて”健康保険”も上がっていくところが気になります。
個人的には、「年収が上がる=年齢が上がる」という年功序列制度を想定しているシステムなのかなと感じます。
<インドネシア>所得税率は25%
一方、インドネシアで会社員として働いた場合、仮に年収480,000,000ルピアだと仮定しましょう。日本円で約375万円くらいの年収です。
インドネシアの個人所得税に則ると、25%の税率がかかってきます。
税引き後の手取りは、年収360,000,000ルピア=約280万円となります。
税金
・所得税–約120,000,000ルピア(約937,000円)
社会保険
・年金–約5,000,000ルピア(約39,000円)
ソースはこちら http://www.kuno-cpa.co.jp/tcf/indonesia/information/tax.php#c2
年金(Pension)は毎月400,000ルピアくらい会社から天引きされています。
インドネシアでは日本同様に定年があり、56歳で定年退職と決まっています。
僕のようなアラサー世代の場合は、日本orインドネシア問わず、年金受給額が少なくなる見込みが大きいです。
なので、代わりになる資産を作っていかなければと考えています。
ちなみに日本で健康保険にあたる部分は、”リインバースメント”という制度で会社で賄ってくれる場合があります。
これは、手取り月収の数ヶ月分を医療費として会社が支払ってくれるという制度になります。
どっちも約2ヶ月分タダ働き
両国とも日本人の平均的な年収ですと、どちらも20-25%程度の割合で引かれます。
年収の20-25%というと、約3ヶ月弱の稼働が持っていかれることになりますよね。
勿体ないなと思ったそこのアナタ!
冒頭に紹介した「貧乏はお金持ち」の内容では、法人を設立して”個人”と”法人”の2種類を使い分けると財務状況が改善するよと示されています。
もっともこの手法は日本国内で働く場合の方法になりますが、インドネシアでも中小企業を設立すると、ある上限の課税所得までは税率12.5%に下げることができます。
日本は額面給与、インドネシアは手取り給与
以前書いたこちらの記事では、インドネシア国内で就職するときは給与相場は”手取り金額”で表されると書きました。
インドネシア国内で転職活動などするときは「手取りでいくら」となることを確認しておいてください。
反対に日本での転職活動は「額面でいくら」と表されるので、あらかじめ税金引かれて手取りがいくらになるのか確認しておくべきです。
僕自身、インドネシアで就職するときは「手取りは日本と変わらない」と聞いていました。
でもしっかり調べないままウヤムヤにしていると、なんとなーく気にはなりますよね。
今回改めて調べてみて「日本より個人所得税が高いけど、手元に残るお金は同じくらい」ということがわかりました。
どこで働くにしても、会社員である以上税金って結構かかるんだなっていうのが収穫ですね。
逆に法人作って自分の商売立ち上げたい!って人は「貧乏はお金持ち」ぜひ読んでみてください。
税金の仕組みわかるし、「会社作ると税金を優遇される」ということが分かります。
せんちょうのひとこと