仕事

新卒がインドネシア現地採用に就職した場合の待遇

どうも、全然痩せないせんちょうです。

 

自分は20代の時に現地採用でインドネシアへ来ました。

その時、インドネシア求人情報ってそんなにシェアされてなかったんです。

 

いまでは、各人材会社で豊富な求人情報が蓄えられています。

この記事では、インドネシアへ就職する際の給与や待遇について、僕の経験も加味しながらお伝えします。

 

読者の皆さんが、

・大学の新卒・第2新卒

・語学は英語が使える程度(現地語は話せない)

・専門的な知識やスキルは無し

・業界未経験

・独身

・留学経験無し

・営業職志望

のような人だったら参考になると思います。

 

そんな人が実際にインドネシアで就職する際の、

・給料

・労働ビザ

・保険

・その他福利厚生(年金・家賃補助・運転手)

について説明していきます。

 

給料

・基本相場はRp.20,000,000〜25,000,000(インドネシアルピア)

・上記金額は手取り金額

・年収は月収の13〜14ヶ月分

・業績によって昇給もアリ

・当月締めの25日払い、もしくは当月締め翌月15日払い

・残業代は無し。休日出勤手当は支給される場合もある

・交際費・接待費は場合による

 

支給される通貨は、基本的にインドネシア現地通貨のルピア払いになることが多いです。

だたし、会社が日本本社との連結決済云々というようなところは円払いしているところもあります。もちろんUSD払いで支給される会社もあります。

これは、それぞれの会社の規模感によるところが大きいですね。

 

また、提示される金額は諸々所得税を会社で天引きされた”手取り”金額となることがほとんどです。

日本で就職・転職活動する場合とは異なる点です。

 

年に1回、THR(宗教手当)として1ヶ月分のボーナスが出ます。

日系の会社でしたら年末にさらに1ヶ月のボーナス支給の会社もあります。

したがって年収にすると月収の13〜14ヶ月分くらいです。

当然業績が良ければ昇給も見込めます。

僕の経験上、昇給額は日本円で1〜2万円/年くらいになっています。

 

 

営業職の場合、ほとんど残業代は無いと思っていた方がいいです。

なぜなら日本人が営業職で現地就職する場合、営業チーフやリーダーとして就職します。

すなわち管理職として採用されるのです。

管理職は残業手当が出ないのが世の常。これは日本でもよくあることなのでしょうがないです。

とはいえ、休日出勤手当が支給される会社もあります。この場合は休日の稼働時間で計算されることが多いです。

 

営業職には欠かせない交際費・接待費ですが、いくつかパターンがあります。

食事代や接待ゴルフ代まで会社で負担してくれる場合。

接待ゴルフ以外は自己負担。

夜のお店は自己負担。

など、いろいろ会社によって違います。

傾向としては、物流・商社・メーカーなどは交際費の予算が大きいです。

 

※ただし、ジャカルタは近年ゴルフ場や飲み代が高くなってる&ルピアが弱くなっている影響で、交際費の捻出が渋くなっている会社もあります。駐在員待遇だとしてもこの傾向が強いです。

くれぐれもバブル時代のような、”会社の接待費でウェイウェイ”の幻想は抱かないようにしましょう。

せんちょう
せんちょう
あんま交際費に期待すんなよ!

 

労働ビザ

・取得するのはC312就労ビザ

・基本的には会社が全額負担

・学校の卒業証明書が必要

・就労ビザは1年ごとに更新

 

営業職でも技術職でも、インドネシアで就業できるビザはC312というタイプのビザです。これがないと、客先でのトラブル対応から自社スタッフへの指導まで何もできません。

 

ビザ取得までの段取りは内定した企業に任せてオールオッケイ!

ビザの年間費用も払ってくれます。また、就労ビザとインドネシア居住許可証を取得しなければなりませんが、これも同様に会社が負担してくれます。

 

現地企業へ面接あるいは内定後、最初にインドネシアへ渡航する際はまだ就労ビザを持っていません。

この場合の入国は、空港に到着後すぐにVOA(Visa On Arrival)を取得(購入)する必要があります。

USD35ドル支払いますが、これは自己負担になることが多いです。(まだ就労契約結んでいないため)

 

労働ビザを申請するのに、自身の学業終了証明書が必要です。

大学や短大などの証明書を電子データで保存しておいて、いつでも印刷できるようにしておきましょう。

 

会社には便宜上”契約社員”として就職することになります。

なので、労働ビザも1年ごとに更新する必要があります。更新は各地域の移民局などで1日で手続きが完了します。(まあ、それまでに人事スタッフがいろいろと手配してくれるんですが。。)

 

語弊がありそうなので説明しますが、契約社員といっても日本での派遣社員のような短期的な従業員ではありません。

インドネシアの日本人契約社員=日本の正社員

という認識でほぼ間違いありません。

現地採用も駐在員も、年1回の就労ビザ更新を必ず行わなければなりません

”契約”というのは、あくまでも”就労ビザの更新が必要な契約”という意味合いです。

せんちょう
せんちょう
ややこしいな!

 

保険

・会社のリインバースメントを利用するのが一般的

・海外旅行保険は任意

・現地の保険会社を利用するのもあり

 

リインバースメントとは、1年間の治療費を会社で月収の数ヶ月分以内で負担してくれることです。

例えば、月収Rp.20,000,000-の営業マンで、会社からリインバースメント2ヶ月分の保険があるとします。

この営業マンが風邪を引いた時、まず自分で現地の病院へ行き治療を受けます。

診察・投薬などで、Rp.6,000,000-(約5万円。高い!)かかったとします。この金額を自分でキャッシュで立て替えておき、後で会社へ請求できるという仕組みです。

リインバースメント2ヶ月分なので、1年間にRp.40,000,000-治療できるというわけですね。

リインバースメントも会社によって色々なパターンがありますので、確認しておいたほうがいいです。

特に持病持ちの人は必ずチェックしておいたほうがよいでしょう。

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せんちょう
せんちょう
海外は治療費高ぇな!!

海外旅行保険を適用することもできます。

ただこの場合、自己負担になるか会社が負担してくれるかは契約時に交渉したほうが良いです。

さらに、海外旅行保険だと、必ず更新の際に日本へ帰国して更新しなければならないこともあり若干面倒です。

 

インドネシアには、欧米系の保険会社もたくさん進出しているので、それらの傷害保険を利用することも可能です。僕の場合は、あまり保険英語詳しくないのと、体が無駄に健康なので利用したことはありません。

僕の知り合いのインドネシア人がプ○デンシャルに勤めており、セールスかけてくるので多分加入できるのでしょうw

せんちょう
せんちょう
保健体育が詳しいのは内緒な!

 

福利厚生(年金・家賃補助・運転手)

・年金は基本的にない

・家賃補助が支給されるところもある

・運転手はほとんどの場合会社で用意してくれる

 

日本でイメージするような年金制度もインドネシアにあります。

毎月給料から天引きされますが、年金額としてはかなり少額です(3千円くらい)。

ですので、支給額もそこまで大きくないです。因みにインドネシアで年金支給開始は55歳から(だったような。。。)

ぼくは、日本の年金止めてますw(まじか!?)

年金の代わりになるようなものを作っていかなきゃなとは考えてるんですけどね。

日本の年金を払いたいって人は、一時的に留めておいて、帰国した時に払うってことも可能なようです。(うろ覚え)

せんちょう
せんちょう
年金の知識フワッフワだな

家賃は支給してくれる会社が多いようです。

会社が市内のアパートを契約しているなら、そこへ入寮の形で住むことになり、家賃も支払う必要がありません。

入寮といっても、ジャカルタ市内のアパートはUSD2,000/月以上するので、日本だとマンションのような形です。

自分で住む場所探したい!って人は家賃の契約書を大家に用意してもらって、それを会社へ請求することになります。大家さんとは1〜2年契約で先払いのスタイルが一般的です(交渉の余地あり)。

 

運転手ですが、インドネシアは電車を勤務時に使用することはほぼ間違いなくありません。

したがって、会社から社用車と運転手を支給されるところがほとんどです。

もちろん社用車の維持費や運転手の給料は全額会社負担です。

せんちょう
せんちょう
インドネシアはASEANの中でも割と待遇が手厚いほうだよ

 

現地日系法人以外の選択肢

上記待遇は、あくまで日系の現地法人に限った話です。

 

例えば、全くの現地インドネシア企業へ就職することも可能です。

ただし、その場合は待遇も大きく変わってくることが多いです。

日本人営業職として就職するので、当然日系企業への売り込みがノルマで、達成されなければすぐ解雇という話も珍しくないです。(外国人枠なので仕方のないというのもありますが。)

 

あるいは、欧米系の企業へいきなり挑戦することも可能です。

ただ、ある程度のスキルがないと厳しいかなというのが個人的な印象です。

英語使えるだけだとまず採用されません。

組織をマネジメントしたことがあるとか、数字で表せるような実績をもって殴りこみにいかないと無理です。

そう考えると、日系企業は新卒に優しいですね。

せんちょう
せんちょう
慣れない初めての海外就職なら日系企業がオススメ

 

初めて海外就職なら手厚くサポートしてくれる人材会社もあります。

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インドネシア就職は人材会社GJJのサポートが手厚かった話 こんにちは、せんちょうです。 海外就職する!と決めたけどぶっちゃけ何から初めていいかわからないと思います。 ...

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ぼくらは異邦人なんだっ

 

 

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