目を閉じて、深く深呼吸し、想像してみてください。
あなたの目の前には道が続いています。

ずうっとまっすぐで、遠くまで見渡せるほどの長い1本道。
こんな風景あったのかと初めて出会う大自然の中。
そこであなたの目の前に現れた1本道。
のんびりとした道幅で、ほぼ平坦なその道。
周りに騒々しいものなんかひとつもない。
ただそこにあるのは、さわやかな風とあなたと、1本道だけである。
そこへ、ブリの照り焼きを、ひと切れ置いてみる。
ぺたり。
ふわっと照り焼きのあまい香りと暖かさが、空気を伝わって感じとられる。
まだ口にしてはいない。まだ。
けれども、すでに味わったかような味覚の記憶が、舌先から電撃の速さで呼び醒まされる。
不思議と、既になんども口にしたことがある味なのに、いつも驚きをもたらしてくれることを期待している。
ゆっくりでいいんだ。ゆっくり。
ふわっと箸を入れて身をほぐし、スッと口へ運ぶ。
言葉はいらない。いつだって満点の味。
切り身の皮まで平らげる。いつだって残した事はない。
あっという間に食べきった。
そうしたら、あなたの目の前にまた、ひと切れのブリ照りが置かれる。
ぺたり。
また食べる。
そしたらまた、次の照り焼きが置かれる。
ぺたり。
ぱくり。
ぺたり。
ぱくり。
ひと切れ平らげる毎に、少しずつ前に進んでいく。
時間と体力は無限にある。
あんまり食べるペースが早いもんだから、照り焼きもどんどん並べられていく。
ぺた。ぺた。ぺた。ぺた。
そしてついには、まっすぐな1本道に1kmにも及ぶブリ照りの隊列が並べられた。
「全部食っていいんだ」
「全部食えるかな」
じゃない、
「全部食いてぇ」
でもない、
「全部食っていいんだ」。
だれも俺を止めるようなことはしない。・・・・・
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そういう状況になんねぇかなって夢見るほどにブリが大好き。
寿司でも、ブリ大根でもいいけど、やっぱりブリ照りが最高。
出世名とか、生態系とか、なんなら外見の見分けがつかないけど、ブリが大好き!
わたくしせんちょう、いままで食事で出てきたブリは本当に残した事ありません。
どんなに他の料理食べていても、ブリだけは腹八分目までしか膨れないんです。
何匹でもイケんじゃないか?マジでw
あの魚、まだまだ入るぞ、胃に。
こーんなに好きなのに、捌かれる前の魚の状態だと他の魚と見分けつかないのね。
“ブリ=切り身の状態”の見た目でしか認識できなくなってるんです。
「もうブリ照り以外はブリじゃない」と認識するところまでイっちゃってるのかもしれない。ブリ逝き。
とにかく、自分の一番好きな食べ物はブリ!ってことね。
そして、ここからが肝心!
インドネシアにブリいないのね。
腹ペコせんちょうのひと言
「もうちょっと頑張ってこっち(インドネシア)泳いでこい!」