こんにちは、しゃっちくのせんっちょうです。
ああー、だりーなー、だりーなー。
今度、日本からの出張者が来ることになりました。
なんでみんな海外出張好きなんでしょうかね。それも東南アジア。
来られる側としては、アテンドにかなーり気を使うのでシンドイです(さすがゆとり)。
予め誤解のないように言っておきますが、みんなが皆んな偉そうな出張者ではないです。
概ね皆さん、しっかり現地サポートするために来てくれます。
そのなかでもたま〜に10,000人中1-2人が、えらっそうにノコノコやってくるわけです。
(4年に1回くらいの頻度でな!)
ゆとり過ぎて数多くの失敗もしてきました。
そんな僕の経験から、これを押さえておけば失敗しないよ!ってポイントを説明します。
押さえておきたい2つのポイント
その1:アテンドは減点方式
「減点はあっても加点はない」という事です。
アテンドミスるとすごく印象悪いです。
「こんなこともできないのか」で一蹴されます。
その反面、アテンドがうまく行っても「それくらい出来て当たり前だろ」で片付けられます。
きっついなーと思われるかもしれません。ぼくもそう思いますw
そのためすり減るくらい疲労が溜まる人もいます。
それもこれも日本人精神によるものです。
もうホント割りに合わない。これで仕事取ってこれる営業マンは本当に尊敬します。
アテンド費も結構かかると思いますけど、是非ぼくにやり方教えて下さいw
その2:おもてなしの精神
日本から来る出張者は、客先であろうと、仕入れ先であろうと来訪者です。
なので現地法人側はもてなす側になります。
わざわざ日本から来るのでお客さん扱いですね。
例えば、一例を挙げると、
・空港までの出迎え
・ホテルの予約
・移動車の手配とホテルまでの安全に送迎
・SIMカードの手配
・メシ時のレストラン手配
・現地での通訳
・滞在時必要な日常品の買い出し
・日本へのお土産購入のお手伝い
・夜のお付き合い
などが挙げられます。
基本的なものから、かなりきめ細かいものまで幅広く対応しなければならいません。
こちらはあくまでも「ようこそ、わざわざ遠くまで来てくれてありがとうございます。」ってスタンスを保ちながらいくのが大事です。
僕の場合(失敗談)
ここからは、僕の失敗談を基に、どんなポイントが足りなかったのか自己反省してみます。
日中編
ここがダメポイント!!
出張者を会話置き去りにしてミーティングを進めてしまった。
説明していきます。
まず、出張者をいろいろ仕事現場に連れていくんですけど、英語まったく喋れない出張者の人もいます。
現地語喋れなくてもいいから、英語くらいはしっかりやってよって思います。
僕なんかダブルクリックしかできなかったのに頑張って英語勉強したのよ。
今やグローバル化の時代ですよ。
ミーティングでは現地スタッフ交えることがほとんどです。
仮に、日本人だけのミーティングをするなら、英語使えなくてもしょうがないかなって思います。
ただ、そうすると「出張の意味とは?」って問題に突き当たります。だって僕ら現地在住日本人が対応できるんですから。
当のぼくはというと、そこで腐ろうとはしませんでした。有能。
「あれ、これって、英語も現地語もできる俺求められてるんじゃね?会話翻訳して、まさしく通訳として輝けばいいんじゃね?俺生きてる意味あんじゃね?」ってポジティブに切り替えました。
ぼくは忠実な出張オヤジの通訳アンド下僕になったのです。
そんで怒涛のごとく、
英語・現地語を駆使してミーティングを捌き、
次の段取りを決めて、
出張者のおっさん会話置き去りにして、(←ココね)
ドヤ顔で客先を後にしたんです。
その後、個別に出張者おっさんにミーティングの内容説明して、
勝手に話進めるなバカと言われ気まずくなり、後日また同じミーティングを開くことになりました。
昼飯編
ここがダメポイント!!
ロクに昼飯を用意してなかった。
説明していきます。
出張して飛びまわる人って、ハードなスケジュールが多いので体調崩しがちになりますね。
なので現地の刺激が強い食べ物よりも、慣れた日本食が好まれます。
この日本食レストランを現地で探すのがまあ大変。
日系の会社が多く集まっている地区ならすぐ見つかるんですが、ちょっと田舎の方に外れるともう無理。何にもないです。
発展途上国であればさらに何も無くなります。
そんなときに、すかさず「コンビニのパン食います?」で神対応したぼく。(←ココな)
え?おじさんパンいけない派ですか?
せっかく出張来て昼飯がコンビニパンで泣きそうですか?
でもパンでダメなら昼飯抜きの選択になりますよ。
良く考えてくだい。ここ発展途上国のクソ田舎ですよ。
こんなところでコンビニあったなんて奇跡ですよ。食わなかったら死にます。
おじさんお腹弱かったですよね?じゃ、現地メシは無理です。
と言いながら、パン食って黙って次の現場いったぼくw
夜編
ここがダメポイント!!
夜の付き合いに興味がない
説明していきます。
いよいよ日中の仕事も終わり、夜の宴になりました。
市内に戻れば、日中は苦労した飯探しも難なくクリア、いまや世界中の都市には立派な日本食レストランがたくさんあります。
そしてそこでは日本人向け飲み屋やアレなお店もいっぱい。
「出張おじさん!晩飯食って、とっととホテル帰りましょう!」
この言葉が通じたことはありません。むしろ海外出張の本当の目的が夜だったりします。
・・・帰れない(T_T)
逆にパリピ気取ってクラブに行くような出張おじさんもいません。
・・・ハッチャケないのか(´;Д;`)
帰れない、ハッチャケれない。
そうです。この瞬間、趣味の合わないおじさんと一緒に一晩遊ぶことになったのです。
しかも昼一緒にパン食ってるので、ある種の連帯感が生まれていました。
その勢いで早速オネーチャンがいるお店行ったりしました。
「いやーぼくこんなに楽しい夜は初めてですよ。」
(早よ帰って、YouTube観てー。あ、俺のツイートファボられてる。うれぴー)←(オイ)
「あの子超かわいいですね。絶対落とせますよ。」
(アリアナグランデの新曲買おうかなー。あ、僕Apple Musicだからダウンロード無料か!買うって言わねーかこういうの!テヘっ)←(コラ)
などと相槌テンプレで対応していったら、大して盛り上がりもせず夜は更けていきました。
※男性向けのお店行ったら、出張オヤジより早く済ませないといけないんだぞ。
これは、相手を待たせないっておもてなしの精神からきてるんだぜ。豆知識ね。
まあ早漏のオレにはカンケーないけどな!
アテンドを終えて
長ければ2週間〜1ヶ月も続く出張者アテンドを乗り切ると、
我慢大会をやりきったときのような達成感に包まれます。
繰り返しますが大切なのは、
・なるべく減点されないようにする
・厚い”おもてなし”を心がける
のがポイントです。
もしかしたら、このアテンドがきっかけで大きな仕事が決まるかもしれないし、決まらないかもしれない。
そしていつか皆さんが日本へ出張するときは、めいいっぱいアテンドされましょう。
アテンド中のせんちょうのひとこと
「ぱ・る・ぷ・ん・て!」